公益社団法人日本獣医学会 The Japanese Society of Veterinary Science

人獣共通感染症 連続講座 第110回修正


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BSEの起源についての新しい見解と牛についてのBSE検査法

110回 修正1(01/19/2001)

レンダリングについてのDavid Taylorの実験の項:「grease」獣脂を「tallow」に修して下さい。

greaseも獣脂の意味ですが、レンダリングでの産物はtallow呼ばれています。くず肉を処理した場合、脂肪の部分がtallow、脂かすの部分が greavesと呼ばれ、greavesの方から肉骨粉meat and bone mealが作られます。

110回 修正2(01/31/2001)

「BSEの起源についての新しい見解と牛についてのBSE検査法」のうち、「2.BSE 牛の検査」の中の以下の文章は一部に誤りがあり、また表現も不正確ですので、修正たします。

「この方式はフランスやスイスでは、緩和された形で採用されています。すなわち、 30ヶ月令以上の牛について、そのすべてではなく、病死または事故死した牛について、屠畜場で異常プリオン蛋白 の検査を行い、それらが陰性の場合に限って食肉に回すという方式です。この検査は半日程度で結果がでますから、 その結果を待って食肉にまわすことになります。」

<修正文>
「フランスでは、2000年7月から病死または事故死の牛について異常プリオン蛋白の検査を含めた新しいBSE摘発計画を開始し、さらにそれを屠畜検査にも拡大しました。なお、現在では30ヶ月令以上の牛はすべて屠畜検査で異常プリオン蛋白の検査を受けることになっています。」