The Japanese Society of Veterinary Science
 
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Q:ウズラの足に糞が固着した
ウズラを2羽飼育していますが,1羽の両足の1本の指に2センチ~3センチの丸い糞の固まりが付いて,日に日に大きくなっていきます。今はとても歩きづらそうで取ってあげたいと思うのですが人なれもしていなく,抱いてとろうとしても固くなっていてなかなか取れません。どのように取ってあげれば良いでしょうか。

お答え

地上を歩く鳥の足に糞がついてしまうことはよくありますが,足趾にまとわりつくようについてしまった場合,一番良い対処方法はやはり専門家に任せることです。最寄りの鳥類の診療ができるような獣医師に診察を依頼することが一番良いでしょう。
理由としては,便が付着するきっかけとなるような皮膚病変が原因になっていることがあるからです。このような場合,無理やり付着した便をとろうとすると,思わぬ出血がおこることがあります。なかなか連れていけない場合や,どうしても他の理由で診察が難しい場合は,便を徐々にふやかすのが良い方法です。トレーなどに薄く水を張って,その状態で生活させます。足趾が隠れる程度の水位にして,毎日新鮮な水に取り換えます。この方法ですと,餌の上げ方に工夫が必要です(ウズラは餌をまき散らすことが多いのですぐに水が汚れてしまいます)。少量の餌を小分けにして与え,水が汚れてしまうような場合は,床に張った水を1日に数回交換していただく必要があります。3日程度の期間で足に付着した便が自然に剥がれ落ちるか,簡単に洗い落とすことができないようであれば,専門家に相談したほうがよいでしょう。
保定をしっかりとできるようであれば,霧吹きなどの水を強めにかけて一気に洗い流す方法もあります。付着した便に流水をたたきつけるように行います。一回で取り切ろうと思わずに数回に分けて行います。便が乾ききらないうちに繰り返すことがコツです。
うまくとれた後は,足におかしいところがないか,よく観察してください。

水上犬猫鳥の病院
院長 水上 昌也
(2015/12/23 掲載)
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