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Q&A > 動物の病気

Q:温暖化は日本での人獣共通感染症の拡大に影響はあるのでしょうか。

 温暖化の影響で感染症が広がっていると聞きました。 これは日本での人獣共通感染症の拡大にも影響はあるのでしょうか。
 あるとすればどのような感染症が新たに広まるのかも教えて下さい。
 よろしくお願いします。

お答え

人獣共通感染症(ゾーノシス)の中には節足動物の媒介により伝播するものがあります。
節足動物の生息域は気温に左右されることがあるため、それにより伝播される感染症にも北限や南限があります。地球が温暖化すると、これまで生息できなかった地域でも媒介節足動物が繁殖するようになり、それに伴ってゾーノシスが拡大する恐れがあります。

 たとえば、日本脳炎は蚊の媒介により伝播するもので、現在は本州を北限としていますが、温暖化がすすめば北海道へも拡大する可能性があります。このほか、同じように蚊によって媒介されるデング熱やリフトバレー熱も温暖化に伴って拡大が危惧されています。

 温暖化に限らず、気候の変動により広がることが懸念される病気としてハンタウイルス肺症候群や水系感染症のコレラなどが挙げられます。

原澤 亮(岩手大学)

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