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Q:空港で働く国家公務員の検疫官になりたいと思っています

私は現在、獣医学科を目指している高3の女子です。
進路についてお聞きします。
私は寄生虫にとても興味があり、将来は寄生虫を通して人獣共通感染症の予防に携わる仕事につきたいと思っています。
そして、職業としては、空港で働く国家公務員の検疫官になりたいと思っています。
検疫官は輸入動物の衛生管理などに関する仕事という漠然としたイメージしかありません。
そして、検疫官になるには獣医師の免許が必要だということぐらいしかわかりません。
ぜひ、検疫官になるまでの道のり、検疫官の詳しい職業内容、どのくらいの需要があるのかなど教えていただきたいです。
よろしくお願いします。

お答え

 空港で働く検疫官には,人を対象とする「検疫官」のほかに,動物や植物の検疫を担当する検疫官がいます。とくに動物の検疫を行う人は「家畜防疫官」と呼ばれます。ご質問の検疫官はこの家畜防疫官についてであろうと思います。

 家畜防疫官は,外国から輸入される動物や畜産物を介して動物の感染症が日本へ侵入するのを防ぐとともに,動物や畜産物の輸出に伴い海外へ動物の感染症が拡がることのないように検疫業務を行います。そのための役所を動物検疫所といい,日本各地の空港等に置かれています。また,動物検疫所では輸入される犬や猫による狂犬病の侵入を防ぐなど,人獣共通感染症(ゾーノーシス)に係わる仕事も行っています。家畜防疫官の人数は全国で,平成14年度は283名,平成15年度は299名,平成16年度は312名と,ほぼ毎年増加の傾向にあります。家畜防疫官のほぼ半数が獣医師免許をもっています。動物の検疫業務は獣医師の資格をもつ家畜防疫官を行いますが,畜産物の検疫には獣医師の資格は必要ありません。

 家畜防疫官は,「家畜伝染病予防法」に定められた職名でして,これに任官するには農林水産省が行う獣医系技術職員(国家公務員I種相当)採用試験もしくは畜産技術系職員(国家公務員II種相当)採用試験に合格する必要があります。そのためには獣医学あるいは動物や畜産に関する勉強ができる大学等へ進学するのがよいでしょう。

岩手大学農学部 原澤 亮

連絡先 日本獣医学会事務局
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