The Japanese Society of Veterinary Science
 
Q&A > 獣医大学・獣医師免許について

Q:日本のVeterinary Public Healthの現状について教えてください。

こんにちは、日本の大学(理学部)を卒業し、「アメリカで獣医師になる!」と決意し渡米をして早5年、現在はアメリカの大学に在籍しています。

 その昔、まだ中学生のころは「獣医師として野生動物の保護をしたい」と漠然と考えていましたが、現在はPublic Health(日本語で言うと公衆衛生学なのでしょうか?)に興味を持っています。中でもZoonotic Diseaseにたいする対策や予防などに関心があります(特にParasitologic infectionsに興味があります)。大学でのDoctor of Veterinary Medicine (DVM)の学位取得と平行してMaster of Public Health (MPH)の取得も試みています。
 どうやら、Veterinary Public Healthは少なくともここアメリカでは今人気の分野らしく、多くの獣医学生がCenter of Disease Control and Prevention(CDC)やUnited States Department Agriculture(USDA)、State Public Healthなどでインターンシップをしています。ここの大学の4年生も今、CDCのVeterinary Public Healthインターンシッププログラムに参加しています。
 私も、是非インターンシップを経験したいと思っていましたが、実はCDCもUSDAもFederal Government下にあるために、日本人である私は、インターンシップへの出願すら許されていません。かと言って、アメリカ国籍になるつもりは今のところまったくありません。

 そこで、質問なのですが、アメリカのCDCやUSDAにあたる日本の組織は何なのでしょうか。
そしてアメリカのように学生にインターンシップを提供するシステムがあるのかどうか、教えていただけないでしょうか? 一体どこに問い合わせをすればよいのでしょうか?日本のVeterinary Public Healthに興味のある獣医学生はいったいどこでインターンシップをし、実経験を積んでいるのでしょうか?
どうぞ、よろしくお願いいたします。

お答え

日本の大学を終えてからの留学、その熱意に敬意を表します。
さて、ご質問の点ですが、私もCDCやUSDAが外国籍の獣医学生のインターンシップを受け入れてない、ということを初めて知りました。おそらく、農水省、厚労省に入り、そこからの紹介、といった形であれば、受け入れるのかもしれません。
さて、日本におけるそのような組織、ということになりますと、まず第一に、独立行政法人となってしまいましたが、動物衛生研究所です。インターンシップはだいたい2週間だそうで、問い合わせ先は、業務推進室(電話:029-838-7707)です。同じような研究所としては、厚生労働省所管の「国立感染症研究所」あるいは「国立医薬品食品研究所」があります。これらの施設でもインターンシップを受け入れていると思いますが、その詳細は、直接施設宛にお聞きするのが早いと思います。
行政に関しては、農水省、厚労省ともに受け入れていると聞いておりますが、これも詳細はわかりません。各省庁のホームページにアクセスして確認してみてください。これらの省庁に関しては、通常各獣医系大学に連絡があり、各大学からまとめて応募する、というのが一般的のようですが、受け入れは可能と思われます。
以上、不十分なお答えですが、ご了承をお願い致します。

佐々木伸雄(東京大学大学院農学生命科学研究科)

連絡先 日本獣医学会事務局
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〒113-0033 東京都文京区本郷6-26-12 東京RSビル7階

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