The Japanese Society of Veterinary Science
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 ご 挨 拶

2012年4月 

公益社団法人日本獣医学会理事長 中山 裕之

 2012年3月28日に開催された定時総会において新しい役員と評議委員が承認され、引き続いて開催された理事会にて私が理事長に選出されました。これから2年間よろしくお願いいたします。

 日本獣医学会は今年2月1日をもって公益社団法人に移行いたしました。今後はこれまで以上に社会への貢献を念頭においた活動が期待されます。本学会の定款にはその目的として「獣医学に関する研究を推進・支援することにより、学術の発展および科学技術の振興を図り、社会に貢献すること」と明確に規定されています。常に社会とのつながりを考えながら、獣医学研究を支援していきたいと思っております。

 前世紀の終わりから、人類は新興・再興人獣共通感染症の脅威にさらされてきました。食品衛生に関わる重大な諸問題もたびたび起こっています。さらに犬や猫など伴侶動物や野生鳥獣の話題も常に新聞やテレビをにぎわせています。社会と獣医学とのつながりは、私たち獣医学研究にたずさわる者が考えている以上に大きく密接です。動物、人類、環境に関する事項について社会から寄せられる要請に的確に応えていくことこそが日本獣医学会の果たすべき使命と考えています。

 現在年2回開催されている日本獣医学会学術集会では、時宜を得た各種の話題についてシンポジウム等が開催され、その一部は一般にも公開されています。また、英文専門誌 Journal of Veterinary Medical Sciences を通じて会員の研究成果を全世界に向け発信しています。公益法人化後は、獣医学に関する専門知識の社会への発信をより強力に推進したいと考えています。ポピュラー・サイエンス的な書籍の発刊、webを利用した獣医学的知識の発信など、順次検討していきたいと思います。

 加えて、現在すでに推進中である獣医学教育改革事業につきましてもこれまで以上に支援していく考えです。幸い学部教育の改革については、共同学部・共同教育課程の実施、コア・カリキュラムの作成と実施、共用試験の準備、参加型実習システムの検討、e-ラーニング・コンテンツの作成など、随分と事業が進んでいます。今後は大学院教育の充実についても支援を考えたいと思います。質の高い獣医師、獣医学研究者を輩出していくことも本学会に課せられた社会的使命であると心に銘じています。

 公益社団法人としての体制を整え、目的に向かって着実に歩みを進めて参りますので、これまで以上に皆様のご支援とご協力を賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。

連絡先 日本獣医学会事務局
office@jsvs.or.jp | Tel: 03-5803-7761 | Fax: 03-5803-7762
〒113-0033 東京都文京区本郷6-26-12 東京RSビル7階
Tokyo RS Bldg. 6-26-12 Hongo, Bunkyo-ku, Tokyo 113-0033, Japan

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